ちゅるっとサジーの森

サジーの森「短い夏」の楽しみ方

 

サジーの森の【魔女通信Vol.1】より

サジーの森「短い夏」の楽しみ方

8月最初の日曜日はサジーの森の小さな池で水遊び&ピクニック。

森の仲間たちはさんさん午後好きな時間に、お気に入りのお菓子やフルーツ、その家ご自慢のお料理なんかを持参して水辺に集まって来ます。

 

 

池周りにはカラフルなガーランドをつけた三角形の小さなテントがいくつもはられ、赤や青のチェック柄シートの上で寝転がったり本を読んだり、おしゃべりしたりお茶を飲んだり、もちろん池で泳いだり魚を捕まえたり、みんなおもいおもいに夏を満喫しています。

 

わたしの持参品はキャンプファイヤーならぬピクニックファイヤーの火種。

 

毎年、魔女の家のカマドの火種を銅で出来たカボチャ型ランタンに入れ、持って行きます。

池の水は少々冷んやり。
ず〜っと水の中にいて冷えた体を温める為に焚き火は必須!!みんなに喜ばれています。
でもね、わたしのカマドの火は普通の火とは全然違うのです。

寒いなーって思っている人が火のそばに寄れば、ポカポカに温めてくれるし、日射しで暑くなった人が近寄ると冷んやり涼しくしてくれる不思議な火なのです。

 

ほんとに便利。

 

お友達のオユンの家にもわけてあげようと思ったんだけど、この火種、魔女の家から持ち出すと一晩でその効力を失ってしまうのです。

”火”そのものというより私の家自体が大昔の偉大な魔女たちの力を宿しているみたいね。

 

 

 

 

グミ科の植物は美容にいい?

サジーはシーベリーともよばれてるからイチゴの仲間じゃないか?って思われがちだけど「グミ科の植物」なの。

でも、他にはどんなグミ科の植物があるかご存知?

 

日本には「アキグミ」という果物があるのだけど、美容には嬉しい栄養素リコピンがトマトの7〜17倍も含まれてるの。さすが!!って感じ。

秋に食べられるからアキグミっていうのはちょっと安直かなと思ったりもするけどね。

アキグミ

 

 

【森のアート紹介】

A Forest Walk in Autumn (1892) Carl Carlsen (Danish, 1855-1917)
A girl gathering flowers in a forest glade
Olga Wisinger-Florian (Austrian, 1844–1926)

 

 

風予報士になろう

旗の広場にてセミナー開催

サジーの森にはいくつかの風の通り道があります。
風を日々の暮らしに役立てることはとても重要なことですが、予報はとても難しいものです。
サジーの森「旗の広場」にて開催中の「風予報士セミナー」はご好評により定員となりましたがその一部をご紹介します。

風予報士によると風には3つの匂いがあるとのこと。

 

【すこし錆びついたような匂いの風】は大陸から吹いてきたもので、急に向きを変えたり強弱が変わったりする暴れん坊。この匂いの風が吹く日は洗濯物は部屋干しがおすすめ。

 

【すっと鼻に抜けるミントの香りの風】はリラックス効果がありますが、あまり鼻から吸いすぎると他の匂いが判りづらくなるので注意が必要。

 

【柔らかで微かに柑橘系果物の匂いのする風】は私たちにとって一番良い風です。ゆっくりと深呼吸することで疲れた体の細胞が隅々までリフレッシュし元気を取り戻します。

 

サジーの森には一週間に二日ほどこの風が吹きます。この風を感じたら心の中でお礼のことばを言ってみましょう。

 

風さんありがとう
風さんありがとう

 

 

ペガサス目撃情報相次ぐ

先月末から「ペガサスをみた」との情報が相次いで報告された。
去年はほとんど目撃されず「転居の可能性」もあると考えられ、森の住民はさみしさを隠しきれない様子だったが、ペガサス健在のニュースにほっと胸を撫で下ろしていた。

長年ギリシャ神話の資料を研究するカモシカ教授は

「ペガサスの生活は不明な点が多いが、きれいな水とサジー果実を好むと言われています。この村はペガサスにとって理想的な環境。森が汚れないように気をつけていけばずっと姿をみせてくれるでしょう」と述べた。

 

長年ギリシャ神話の資料を研究するカモシカ教授
ペガサスは人気者
ペガサスは人気者

 

編集部よりおしらせ

【針にご注意ください】

サジーの森北西のハリネズミ氏とご家族の「針替え」の時期がやってきました。

「抜けた針は拾っていますが見落としもあるかもしれません。なるべく裸足での散歩はおさけください。ご迷惑をおかけします」とコメントが発表されました。

ハリネズミの針は厚物もよく通る縫い針として再利用されています。

針にご注意ください